今日は俺について(第10話)

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俺には家族がいる。

嫁さんと女の子の子供ふたりだ。

嫁さんは今も仕事続けてて、子供はまだ学校に通ってる。

俺の出身はここだが、俺の母親は「日本人」だ。

昔はめずらしい、外人とのハーフってやつだ。

ガキん頃は母親が日本人だとかで、変な目で見られることもあったが、

今はこんなパターンもよくある話だ。

ハーフだとかどうとか、関係ねぇ。

そいつ自身が「どうだ」ってことが大事なんだよ。

あ、俺は「日本」嫌いじゃないぜ!

ていうか、むしろメッチャ好きかな!

母親が日本人だってことは当然あるかもしれないが、

国、風土、人柄、文化、習慣が好きだ。

「和」ってしってるか?

美しくも、おだやかで、ふうび豊かな空間のことだ。

その空間は「間」や「雰囲気」「見た感じ」だけではなく、

しぐさや考え方、「味」にまで表現されている。

そんな国あるか!?

「NIPPON」。

いいぜ。

みんなも一度行ってみてくれ。

治安もいいし、なんせ「人」がみんな親切。

日本でこまっても、だれか助けてくれる。

悪い言い方、「どこまでお人好しなんだ?」と思うかもしれねぇが、

裏切らないのが日本人だ。

この世界でめずらしい。

俺もよく日本に行くからよく知ってる。

母親の影響もあるが、

俺の店の味には「日本の味」がミックスされたメニューがよくある。

ガキん頃、母親が料理するのをよく見てたからかもな。

これがこの辺ではめずらしくて、結構うちの店はやってんだぜ!

なんと噂が流れて、今じゃ観光客まで店にわざわざ来るぐらいさ。

俺のじいちゃんからやってるこの店。

親父はもう引退したが、俺も誇りをもってやってんだ。

このカフェは、俺だけじゃなく、店自体にも、

「日本」の血が流れてるってことさ。

こっちに来たときは、ぜひ、よってくれよな!

じゃあ、またな!

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